なかのやUクリニック

なかのやUクリニック
【TEL】042-550-1156
診療案内

Q&A

Q1
夜中に何回もトイレに起きるようになりました。年のせいでしょうか?
A1
夜間2回以上トイレに起きるようであれば問題です。夜間頻尿は睡眠不足の原因になっていないこともありますが、冬期間寝室とトイレの寒暖差があると脳卒中などのリスクになり、段差があったりすると転倒による骨折のリスクを高めます。稀に抗利尿ホルモンという尿量を司るホルモンの異常が原因になっていることもあります。脳梗塞予防に就寝前に水分摂取を勧める指導がされていることがありますが、就寝前の水分摂取は脳梗塞の予防効果にそれほど貢献していないという報告がされていますので、夜間頻尿の際は就寝前の水分摂取は控えたほうが無難です。
Q2
トイレに行くのを我慢するのが大変になりました。年のせいでしょうか?
A2
正常な蓄尿機能であれば最初の尿意は一旦忘れられます。しかし潜在意識として尿意は記憶されており、トイレに行く機会を逸しないよう準備することができます。そして2回目の尿意は時間とともに強くなってきて早急にトイレに行く必要性を認識させます。この最初の尿意が消えずに2回目の尿意に続いてしまう病態が昨今話題となっている過活動性膀胱です。進行すると女性では尿漏れを起こすことがあります。過活動膀胱については別ページで詳しく説明しておりますので、ご参照ください。
Q3
尿が出にくくて苦しいです。どうしたらよいでしょうか?
A3
急性膀胱炎や尿道炎では実際は膀胱が空なのに貯まっている感覚が強くなります。一方で尿閉と言って膀胱がパンパンに貯まっていて尿を出せない状況の可能性もあります。いずれ早急に受診が必要です。高齢男性で飲酒後、咳止めや風邪薬などを飲んだ後は尿閉になりやすいでので、注意が必要です。
Q4
別に苦しくはないのですが、尿がさっぱり出なくなりました。異常でしょうか?
A4
無尿という尿が作られなくなった病態の可能性があります。尿毒症に進行する可能性があり、緊急事態です。治療が遅れると慢性腎不全となり、透析が必要となる可能性があります。脱水、心不全、鎮痛剤などの使いすぎで起こることがあります。
Q5
夜間頻尿ありますが、内科の先生に寝る前の水分補給を勧められています。泌尿器科の先生には寝る前の水分摂取を控えるよう勧められています。どちらを信じれば良いでしょうか?
A5
夜間頻尿がある方はない方に比べて寿命が短くなることが研究調査で明らかになってきています。寝る前の水分摂取は脳梗塞の予防に貢献していないとする報告も合わせてなされており、夜間頻尿が2回以上の方は寝る前は水分摂取を控えたほうが良いでしょう。
Q6
利尿剤はあまり使いたくないのですが、おしっこの量を増やす食事はありますか?
A6
スイカやメロンなどのウリ系の作物は利尿作用があるとされます。カフェインを含むコーヒーや紅茶なども利尿作用があります。
Q7
血尿が出たのですが、痛くも痒くもなく、すぐに治ってしまいました。様子見ていいでしょうか?
A7
上記のような症状は無症候性肉眼的血尿といい、主な原因は膀胱癌、尿管癌、腎盂癌などの尿路上皮癌です。ただちに泌尿器科を受診してください。
Q8
おしっこに泡が立ちます。異常でしょうか?
A8
あまり心配がないこともありますが、気尿と言って病気の症状のことがあります。糖尿病が代表格で、嫌気性菌という酸素を嫌う菌が原因となって気腫性膀胱炎を起こすことがあります。特に注意しなければいけないのは、発熱、悪寒、腰背部痛を起こした場合で、気腫性腎盂腎炎では容易に敗血症という命に関わる重症を引き起こすことがあります。この場合早急に入院施設がある泌尿器科を受診しなくてはいけません。その他稀ですが、腸と膀胱の間で大腸憩室から瘻孔を作成したり、外科手術の後で腸と膀胱の間に瘻孔を形成していることがあります。保存的に治すこともできますが、瘻孔切除術などが必要になることがあります。
Q9
牛乳のようなおしっこが出ます。何でしょうか?
A9
乳糜尿と言います。フィラリアという原虫がリンパ管に詰まってリンパ液が尿に混じって起こります。東北地方ではまず見られませんが、九州沖縄地方や東南アジアなどで生活したことがある方に発症することがあります。
Q10
朝一番のおしっこの色が濃いのですが、心配ないでしょうか?
A10
寝ている時は起きている時と違って抗利尿ホルモンというおしっこを濃縮するホルモンが分泌され、その結果尿は濃くなります。尿中の物質が析出して形成される尿路結石が夜間から朝方にできやすいのもこれによります。したがって夕食にはシュウ酸を多く含む食べ物は摂らないのがオススメです。また高齢に成ると抗利尿ホルモンの分泌量が減るため、夜間排尿で起きやすくなります。
Q11
排尿後すっきりしません。何回もトイレに行ってしまいます。異常でしょうか?
A11
膀胱炎の可能性がありますが、尿検査で異常が無い場合もあります。漢方薬などで症状緩和できますので、ご相談ください。
Q12
何も症状が無いのですが、いつも尿検査で膿尿(白血球が尿に混じること)を指摘されます。治療した方が良いのでしょうか?
A12
慢性膀胱炎の所見ですが、膀胱癌、膀胱結石などの基礎疾患が専門医の診察で無いことがはっきりしていれば、特に治療する必要はありません。
Q13
尿の勢いが悪くなってきました。途中で途切れたりすることもありますが、大丈夫でしょうか?
A13
排尿機能の異常があるかもしれません。腎臓に負担をかけてしまうこともありますので、受診の上相談してください。お薬を飲むだけで改善することもあります。
Q14
おねしょが小学校に上がるのに無くなりません。大丈夫でしょうか?
A14
膀胱の成熟に伴い、必ず治りますので、ご心配ありません。しかし稀に膀胱機能の異常に伴い膀胱尿管逆流症(膀胱のおしっこが腎臓に逆流してしまう病気)が隠れていることがあります。この度改定された夜尿症診療ガイドラインでは5歳以上で1ヶ月に1回以上の夜尿が3ヶ月以上続く場合は夜尿症と定義されます。かつて使用されていたうつ病の薬は使われず、錠剤や点鼻で治療できるようになりました。
Q15
子供が急に頻尿になりました。何か原因があるのでしょうか?
A15
子供さんは多感な時期にあり、家庭や学校幼稚園でのちょっとした原因で頻尿になったりします。多くの場合はあまり心配せず様子を見ていて構いません。長引く場合や痛がったりするようでしたら受診をしてください。
Q16
おちんちんの先が赤く腫れて少し膿が出てようです。治療が必要ですか?
A16
亀頭包皮炎と思われます。抗生物質を飲んだほうがいいでしょう。炎症が強くなると痛みが出ますし、包皮と亀頭の癒着を起こすこともあります。普段おちんちんをいじる癖がある場合は叱らず、子供が興味を持ちそうな題材を与えてあげてください。かつては病院で包皮を無理やり剥いたりしてましたが、現在では行われておりません。
Q17
突然睾丸を痛がっています。原因はなんでしょうか?
A17
睾丸捻転の可能性があります。早急に受診して発症から6時間以内に整復して固定しないと梗塞を起こして摘出手術となります。残念ながら現実には精巣捻転を起こした後で大半のお子さんが摘出手術となっています。泌尿器科医師と麻酔科医師が常勤でいる救急施設に最初から受診しないと結果として間に合いません。稀に睾丸垂捻転という睾丸が梗塞にならない捻転がありますが、痛みは同程度あり、また見た目も区別がつかないのでやはり専門医の診断が必要です。精巣捻転で治療が遅れると大人になってから不妊症となることがあります。
Q18
陰嚢の片側が膨れています。様子を見ていて大丈夫でしょうか?
A18
原因として精索静脈瘤、陰嚢水腫、鼠径ヘルニア(脱腸)、精巣腫瘍などがあります。精索静脈瘤の場合は痛みを伴うことがあります。また睾丸の発育が遅れることがあります。睾丸の発育に左右差があったり、痛みを伴う場合は手術適応です。手術は睾丸の動脈血流を犠牲にしない顕微鏡下低位結紮術が睾丸の成長の観点から強く推奨されます。陰嚢水腫は大人と違ってほとんどが自然消退しますので、様子を見ていて構いません。精巣腫瘍の発生頻度は乳児期に最初のピークがあり、青壮年期に次のピークがあります。幼稚園から学童期までの精巣腫瘍のほとんどが良性腫瘍で、多くの場合、精巣を温存して腫瘍のみ摘出する手術で大丈夫です。いずれ専門医による診断が必要です。
Q19
健康診断で尿検査が異常だった。
A19
健康診断で尿検査の異常を指摘される方は大勢います。それほど心配ないことが多いですが、がんなどの大きな病気が隠れていることもあります。毎年指摘される方で、過去に精密検査で異常がなくても、1年に1回は超音波検査などの精密検査をお勧めします。
Q20
がんが心配。
A20
50歳以上になるとあらゆるがんにかかる確率が高くなります。泌尿器科であつかう病気で頻度が多いがんは、前立腺がん、膀胱がん、腎臓がん、尿管がんなどです。当院では、保険範囲内でのがん検査を行っています。ご相談ください。
   

クリニックについて

Q1
診察に予約は必要ですか?
A1
予約なしでも診察いただけます。
お急ぎの方は電話で混雑状況を確認の上、ご来院ください。
Q2
駐車場はありますか?
A2
クリニック前に駐車場を完備しております。
Q3
泌尿器科ってどんな診療科目なの?
A3
前立腺肥大症、前立腺癌、前立腺炎、尿路結石、膀胱炎、尿失禁、過活動膀胱、性感染症、ED(勃起不全) 、夜尿症などがあります。
Q4
どんな病気がありますか?
A4
前立腺肥大症、前立腺癌、前立腺炎、尿路結石、膀胱炎、尿失禁、過活動膀胱、性感染症、ED(勃起不全) 、夜尿症などがあります。
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  • 月水木金
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